海の森づくり推進協会ニュースNo8

2002年11月20日

  海の森づくり推進協会 事務局
〒360−0825 埼玉県熊谷市月見町1-104     Tel 048−525−6103 
〒894−1504 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋春日1−13 Tel 09977−2−1088
メールurashimataro@nifty.com URL:http://www.kaichurinn.com/
松田代表理事の講演会が長崎壱岐にて開催されました。

112日 1300           馬:豊玉町西部漁業協同組合
           
   1630
           馬:上対馬町漁業協同組合
          
    16
00           馬:産業政策研究会
11
3日 13
00           岐:郷ノ浦商工会
           
   1830
        大村市:松原漁協支部会館
11
4日 11
00        上五島:上五島福祉センター
           
  1500
           留:奈留漁協3F
          
    1900
        福江市:福江市総合福祉センター

その模様が壱岐日々新聞に掲載されております。

 今回の講演は山田監事のご尽力で実現いたしました。山田監事は「近々100人規模の国会議員で『海中の森づくり議員連盟』を結成する予定。大臣とも金子知事とも直接交渉して、国も県も公共事業としての予算を付けてくれた」と報告した模様!

1116日、海辺づくり研究会主催のワカメワークショップに参加してきました。

日本丸の脇にて、まずは海藻の勉強、ワカメにつける名札の作成、ポスターづくり、そしてロープにワカメの種付けです。そのロープをいかだに張って完成です。来年2月には大きく成長していることでしょう。
このように海藻は生長が早く二酸化炭素の吸収力にすぐれ、地球温暖化防止に一役買っています!

 

1118日はみうら漁協及び神奈川県主催のわかめ養殖イベントに参加してきました!

第3回農林水産環境展に海の森づくり推進協会として出展します!!

今年もクリエイティブ・ビジネス社出展ブースに海の森づくり推進協会としてスペースを頂くことができました。大宣伝できる貴重な機会です。是非多くの方のご参加で成功させましょう。

開催期間  2002年11月26日(火)〜29日(金)

会場  幕張メッセ国際会議場 ホール7 739ブース

主催  農林水産環境展実行委員会  

テーマ  持続可能な農林水産業の発展を目指して

期間中シンポジウムも毎日開催されますが、27日の「農漁村地域における水環境保全の推進」−森、川、海のつながりの中で−と題したシンポジウムでは、海の森づくり推進協会理事の高橋 正征先生がパネリストとして参加します。


いよいよ海の森づくり事業が本格化しそうです。なんとしてもコンブの利活用が重要です。

斉藤理事よりの投稿です。

コンブ等海藻(魚腸骨、貝殻等含)利活用法No.3

利活用1 粉末化   食品加工や飼料の添付用、有機肥料化

有機肥料とは、特定有機物を乾燥後粉体化≠オ「成分分析表」をつけることが義務付けられている。魚腸骨貝も粉末化すると有機肥料になる。

 

利活用bQ 破砕化(特殊肥料材料)

   有機物を他の材料と混合したり、単品で発酵したものを特殊肥料と称し、作物毎の

「施肥基準」と「施肥基準」を作るため、農場と数年間の栽培実験が必要。発酵後

粉末になり、材料がわからなくなったものを特殊肥料という。このように特殊肥料

化は大変な費用がかかり一般的でないので、資本を必要としない堆肥化法として、

コンブを破砕しただけで利用できる自給堆肥製造法『土ごと発酵』を提案します。

 

利活用bR 植物繊維破壊機

   1126日農林水産環境展に仮称『植物破繊機』繊維破壊機を利活用NO.3として参考出展します。この目的は植物を綿状にフワフワと破壊するものです。

これまでコンブではとろろコンブ≠ゥつお削り節*リ材ではかんなくず

等面状でフワフワと加工するものがありました。この薄く削る方法は手間も時間もかかり、加工費が高くなりますので、「大量処理」をするには不向きです。そこで大量処理が出来る装置の開発を目指したものです。利用目的は以下を想定しています。

@コンブ「破繊」  「煮沸」  (どろどろに溶かして)接着剤として利用

 堆肥∞土≠竍木∞炭%凾フボート化や壁や土止め等建材、生分解性容器であって土壌改良剤となる、砂漠等の塩類集積を改善する植林が可能か。

A木材(難分解物を易分解物に改質する)商品としての加工工程は不要

 ※バイオマスガス発電に利用する(バイオマスガス発酵には粉末やオガ等粉状破断したものや単に破砕した木材は分解せず攪拌が難しいので利用しにくい)

   ※水分および肥効調整剤…木材堆肥化が初めて可能になる   ※敷料  ※菌床 

※『土ごと発酵』用材料として「生ごみ」の一時処理品と混合使用し、肥効調整し、二次処理場が発生地の農家で処理できるので、リサイクルが完成する

糞尿コミコミでも水分調整をすることで尿の堆肥化が可能になり、尿処理装置も不要で地下水汚染対策になる。おがくず等は分解せず、未熟の原因となっていた。

B竹、早生草、農業用残渣(商品として加工工程不要)

        家畜自給飼料化 

        『土ごと発酵』自給堆肥用材料

C木材、各種成型資材用バインダー抽出用前処理(木を循環させる技術)

セルローズとリグニンを分離し、リグニンをバインダーとして利用する。何度も使える合成木材、紙パルプ、ゴム材、多種の生分解性プラスチックとして利用するため前処理として繊維を破壊する。また、同時に炭水化物が生成され、この利用で石油化学に匹敵する持続可能な化学工業が可能になると予測する学者もおり、将来が期待されているものです。           以上    齊藤 浩